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障害

障害年金をもらうには?

障害年金の受給でお悩みのあなたへ

※本ブログでは、「障がい者」「障碍者」と表記せず、法律上の「障害者」で統一しています。

 

公的給付金アドバイザー、「ドリナビ」です。

 

今回は、病気やケガ、難病によって障害を抱えているため、生活の支えとなる「障害年金をもらえるにはどうしたらよいか?」というお悩みの方に、ブログを書きたいと思います。

 

このブログにたどり着いたあなたは、すでに日本年金機構のホームページや、他のサイトを見たり、他の方にご相談をされたことがあるのではないでしょうか?

 

そして、こう思いませんでしたか?

 

「やっぱり、障害年金よく分からないなあ(>_<)」 と・・・

 

あなたのその気持ち、よ~く分かります。

 

私も社会保険労務士試験に合格したばかりの頃、色々な本を読み漁ったり、様々な講座を受講したものの、結局よく分かりませんでしたから。。。

 

何か専門用語(初診日、納付要件、認定日・・・)が並んでいるだけで、どうやって障害年金を請求したらよいか、さっぱり分からないんですよね。

 

はっきり言いまして、障害年金の世界は難しいです。

 

障害を持っている方が、一生に一回の手続きをするにあたり、かなりのハードルが待ち構えています。

 

今回は、直接あなたにお会いすることはできないものの、ブログ上でそのお悩みの一部でも解消できればと思っております。

 

 

このサイトに出会えてよかった\(^o^)/

 

 

そう、思っていただけるブログになれば幸いです。

 

それでは、障害年金の「もらいかた」「申請書の書き方」のはじまり、はじまり。

 

 

 

 

 

①いきなりですが・・・障害者=障害年金がもらえる人 ではない!

あなた(又はご家族の方など)は今、重い障害をお持ちかもしれません。

 

そして「これだけ重い障害があるのだから、国から救済されるものがあるはずだ」と思われているかもしれません。

 

しかし国は、「重い障害がある=障害年金を支給する」とはなっていないのです。つまりたとえ重い障害があっても、受給できない方もいるということです。

 

障害者と認められますと、公共機関から大きく次の2つのサービス・給付が受けられる可能性があります。

①『身体障害者手帳(=身体)、療育手帳(=知的)、精神障害者福祉手帳(=精神)』・・・バスが無料になったり、映画館が安くなったり、税金が安くなったりする

②『障害年金』・・・生活の支えとなるお金が出る。

①の障害者手帳のほうは、障害者と認められれば、比較的簡単に市区町村役場にて受け取ることができます。

 

そのため、「障害を負った」と思われた方は、まず市区町村から渡される障害者手帳の取得を考えてくださいね。

 

これで幾分、今後の生活が助かることになることでしょう。

 

でも障害者手帳は、公共施設が安く受けられるなど、サービスを受けるものです。

 

生活をしていくためには、「現金」が必要です。

 

生活の糧となる現金を得ること・・・それが障害年金請求なのです。

 

そして、障害年金の出どころが、市区町村ではなく厚生労働省の「保険制度」からであるため、

 

障害者=障害年金をもらえる人

 

ではないのです。

 

分かりやすくいいますと、こういうことです。

 

民間の火災保険や自動車保険、生命保険は、保険に加入し、保険料を払っていた人だけ、保険金が降りますよね。

 

それと同じで、これも保険制度であるため、国民年金保険料、厚生年金保険料を納めていた人でないと受給ができません。

【保険料を納めていなくても大丈夫な方】
先ほど、保険料を納めていないと受給できません、とお伝えしましたが、例外の方もいらっしゃいます。
●保険料を納める義務は20歳になってからであるため、生まれながら障害があるなど、20歳前から障害をお持ちの方。 ただしこの方は、保険料をを納めていないため、ある程度所得があると、障害年金給付が一部または全部を停止される場合があります。
●仕事上の怪我で障害者になった場合は、労災保険から障害年金が支給されますが、労災保険料は会社が強制的に全額負担しているため、本人は保険料納付がありません。

そして、上記の「保険料納付要件」に加え、障害年金受給に必要なことは、「3つの書類(3点セット)を整備すること」です。

 

「3点セットって何???」

 

障害年金請求に必要な「3点セット」とは、①受診状況等証明書 ②(年金請求専用の)診断書 ③病歴・就労状況等申立書のことです。以下、「3点セット」や「障害年金請求の重要なこと」について説明していきますね。

 

 

 

 

②障害年金を受給するために最も大事なこととは?

あなたは、障害年金をもらうために、何が最も重要なことだと思いますか?

 

①「当然、重い障害があることじゃないの?」

②「書類をきちんと書くことじゃないの?」

③「さっき保険料の話をしたから保険料のことかな?」

 

どれも、とても重要です。

 

障害年金の受給には、1つも欠かすことができません。

①重い障害があるかどうかは、年金請求用の診断書で、判断します。

②書類をキチンと記入しないと、受給できなかったり、低い等級で認定されたりします。

③そもそも保険料納付要件(これまで2/3納付したか、直近1年に未納期間が無い)に該当してなければ、年金事務所で門前払いされます。

 

でも、私ならこう答えます。障害年金請求で、あえて一番大切なことを挙げるとすれば・・・

 

「初診日がいつなのか?」

 

だと。。。

 

この「初診日がいつなのか?」こそが、

 

障害年金制度を理解し、そして、障害年金を受給するためには、最も重要なことなのです。

 

 

 

 

③初診日を確定させる方法は?

 

「初診日が大事ということは分かったけど、初診日ってなぜそんなに重要なのですか?」

 

そんな声が聞こえてきそうですね。

【初診日とは?】
日本年金機構のホームページ等を確認しますと、

「初診日(障害の原因となった病気やケガについて、初めて医師または歯科医師の診療を受けた日)」となっています。

『なんだ、その症状で初めて病院の診察を受けた日なんだ、それだけか』

そうあなたは思われたかもしれません。

最初に法律を作った人たちは、単純にそういう感覚で作ったんだろうと思います。

しかし障害年金受給をするために、より具体的に表現するとこうなります。

「体の調子がおかしいな、と思って、何の気なしに、最初に病院へ行ったところ、これはあかん!ということで、治療行為や療養に関する指示があった日」

例えば、糖尿病が悪化して、慢性腎不全となり、いよいよ人工透析を受けることになった方の場合はどうでしょうか。この場合、必要なインスリン治療を行ってもなお、血糖のコントロールが困難になった場合は、障害等級3級、さらに人工透析になった場合は2級と認められる可能性があります。ところが初診日は?となりますと、ずっと昔に健康診断の尿検査でタンパクが出た等で異常が発見されて療養の指示があり、そのため医療機関を初めて受診した日が初診日となります。

また精神障害(例えば統合失調症)の場合ですと、ようやく専門の精神科で診断を受けた日ではなく、それより前の町医者で、「抗不安薬処方」や「妄想あり」など診断を受けた日となります。

だから、何十年も前が初診日ということもあるわけです。

【なぜ初診日が重要なのか?】
初診日が重要なのは、大きく3つの理由からです。
①初診日が確定することで、納付要件が確定する。
●納付要件を満たすかどうかを判定は、初診日時点に納付要件を満たすかどうかです。
②初診日が確定することで、受給できる種類(障害厚生年金か、それとも障害基礎年金か)が確定する。
③初診日が確定することで、1年6ヶ月後の「障害認定日」が確定する。
●障害年金は、原則1年6ヶ月は支給されず(様子見状態。1年6ヶ月待たなくても良いケースもあり)、1年6ヶ月して、そのとき障害等級が1級、2級、3級に該当していたと診断書で判断された時、そのときから支給されます(認定日請求)。
●もしそのとき1年6ヶ月時点で、障害等級に該当していないときは、今度は請求した時点以降からの受給となります(事後重症請求)。

 

ところで、この初診日証明を取るための用紙は、どんな用紙でしょうか?

「初診日証明」というタイトルではなく、「受診状況等証明書」というタイトルなんですね。

この証明書が、障害年金請求にはとても重要なのです。

※この証明書を病院で取得した際に、「前医あり」と記載されていた場合は、初診日の証明になっていないので、さらに前の病院で証明書を取得する必要があります。

※初診の病院と現在の病院がずっと同じ場合は、診断書に初診日を記載していただくことで、受診状況等証明書が不要になる場合があります。

 

 

ここで、1つ問題が発生する場合があります。それは「受診状況等証明書」を取れないときは?

【受診状況等証明書が取れないとき】
①病院がすでに廃業している。
②初診日がずいぶん昔なので、カルテが破棄されている。

あぁ~!これじゃ、障害年金がもらえない。。。でもご心配なく。このような場合でも、「受診状況等証明書が添付出来ない申立書」を提出する方法が残されています(申立書ととも参考資料も添付)。

 

 

 

④障害年金請求までに、あと何が必要か?

 

「受診状況等証明書」が病院から取れ、初診日が確定した。

初診日が確定し、保険料納付要件を確認したところ、納付要件を満たせた。また障害認定日請求にするか、事後重症請求にするか決めることができた。

 

ここまでくれば、障害年金請求の50%は終了です。

 

でもまだ半分、50%残っています。

 

いやはや、まだ結構やることがあります(^^)

 

 

では今一度、障害年金請求に必要なものを、確認しておきましょう。

3点セット ①受診状況等証明書 ②診断書 ③病歴・就労状況等申立書
 請求書 ①障害年金請求書
 添付書類 ①振込先の通帳 ②配偶者や子がいるときは戸籍謄本など ③障害者手帳
④補完する資料として、お薬手帳やレントゲンなど

以上です(^^)。

何となく大変そうに見えますが、基本的に添付するだけです。年金請求書も年金事務所で教えてもらいながらその場で書けば済みます。

だからゴールは近いのです!

 

あれ? なんか障害年金請求できそうじゃん(^^)

 

しか~し、上記の中で関所となっているのが、「病歴・就労状況等申立書」という書類です。

 

障害年金請求に重要なのは「初診日」なのですが、書類を記入するのに難儀なのが「病歴・就労状況等申立書」なのです。

 

 

受診状況等証明書や診断書は、病院の先生が書きますので、費用はかかりますが、それほど大変な作業ではありません
(とはいうものの、先生が書き間違えたときなどは、訂正してもらう場合もあり、大変になるときもあります(>_<))。

 

これに対して、「病歴・就労状況証明書」は、自分または代理の方が、これまでの障害のストーリー(病歴)について記入する必要があります。

受診状況等証明書や診断書は、いわば「点」の証明ですが、病歴・就労状況等証明書は「線」の証明です。

 

で、この病歴・就労状況等証明書・・・多くの方が、簡単に書いてしまうんですよね。

 

 

「俺の(私の)障害の状態を見てもらったら、すぐ障害年金を受給できる人であると分かるはずだ!・・・」

 

お気持ちはよ~く分かります。が、そういうわけにはいかないのです。

 

年金事務所の窓口や年金相談会で、一生懸命、自分の窮状を述べられる方もいらっしゃいます。

 

でもすべては・・・

 

書面だけで判断するのです!!

 

審査する担当者が、本人とお会いすることはありません。

 

たまに年金事務所の窓口の方に、猛烈に苦情を言われる方もいらっしゃいますが、窓口の方は、できるだけ間違いのない書類を「かき集めている」だけで、判断は東京でしています。

 

あなたのこれまでの障害ストーリーについて、訴えたいこと、窮状を「病歴・就労状況等証明書」で、初見の人でも分かるように、書いていただきたいのです。

 

いったん記入した書類を、誰かに見てもらい、チェックしてもらうと、自分の障害について何が相手に伝わっていないのか気付くことになり、おススメですよ。

 

 

⑤障害年金請求のまとめ

 

それでは、これまでお話したことについてのまとめです。

 

障害年金請求のための5つのポイント

①まず市区町村にて、障害者手帳を取得しましょう。その際、障害年金制度についても質問しましょう。

 

②「市区町村役場で年金事務所に行くよう言われた」「ちょっと障害年金制度について知りたい」というときは、年金事務所や社会保険労務士に聞いてみましょう。

 

③障害年金請求とは「3点セット+添付書類+請求書」を年金事務所に提出することです。

 

④障害年金請求で最も重要なのが、「初診日を確定させる」ことです。

このことによって『保険料納付要件を満たすか? 満たすなら国民年金か厚生年金か? 障害認定日はいつになるのか? 認定日請求になるのか事後重症請求になるのか?』などすべて決まります。

 

⑤持参する書類は、自ら作成することなく、役所で取り寄せたり、病院から取り寄せたり、年金事務所などで教えてもらいながら書けば済むが、「病歴・就労状況等証明書」だけは、障害者側から記入する必要があり、初見の人でも分かりやすいように書く必要がある。

ほんの少しでも、このブログを読んでいただいたことで、「そうだったのか、障害年金請求」と思っていただけたら幸いです。